喫煙に対して言われる「百害あって一利なし」ということは、今ではだれもが認めるところです。
かつては愛煙家という言葉もありましたが、喫煙のメリットについて、一部で気分が落ち着くということが挙げられるくらいで、今では、その利点として認められることはほとんどありません。
それなのに、喫煙者本人はなかなかタバコを吸うのを止められずにいます。自身も喫煙の弊害について認識していながら、それでもつい手をのばしてしまうのです。
その理由の一つが中毒症状によるものです。そもそも禁煙したほうがいい理由として、健康に及ぼす影響が大きいということが挙げられます。
タバコには発ガン性物質も多く含まれているのです。禁煙は、今、社会全体から要求されています。
そして、最近、禁煙外来で処方されるチャンピックスという補助薬を用いる方法が効果の高い禁煙方法として人気が高まっています。

チャンピックスの効果と禁煙成功率

okサインをする男性

タバコを止めたほうがいい理由は、健康を取り戻すことができるからということに尽きます。
タバコには健康に対して有害な物質がたくさん含まれているため、それを除去できるというのが一番の理由なのです。
その有害な物質の筆頭とされるのがニコチンです。
ニコチンが人の体に及ぼす影響として、依存を起こさせてしまうことがあります。
つまり、タバコを止められなくするのです。タバコが切れてしまうとイライラするのはこの物質のせいです。
この物質が体の中に入ることでイライラもおさまるため、落ち着くことができると勘違いしてしまいます。
つまり、ニコチン摂取の副作用としてイライラがつのっているのに、それに気づいていないのです。これがニコチンによる中毒症状の正体です。
ニコチンのほかにも、タバコの中に多くの有害物質が含まれていて、その数は200種類にも及ぶと言われています。
それに、発ガン性物質も50種以上含まれると言われています。ニコチンのせいでタバコを止められなくなってしまい、これらの有害物質を体に摂り続けるので、健康体からどんどん離れていくのです。
タバコの中には、ニコチンのほかにも肺ガンをはじめいろいろなガンを引き起こす発ガン性物質が含まれています。タバコの煙に含まれる発ガン性物質は、ヒ素やダイオキシン、アスベストなどと同じく人体に深刻な健康被害を及ぼす物質として認定されています。
そのため、タバコを止めることがそのまま健康体へ近づくと言えるわけです。
禁煙を成し遂げてまず気づくのは、食べ物が断然美味しく感じられるということでしょう。タバコを止めるメリットについて最初に実感できる瞬間となるはずです。
これは、それまで続けていた喫煙習慣のため、口の中にタバコの煙に含まれる物質が残っていて、味覚を鈍らせていたためです。
当然、一緒に吸い込む息のほうも新鮮なものになるので、同じ食事でも、食材や料理法を変えたのではないかと思わせるほど美味しく感じられるようになるのです。
食事を通して健康のありがた味が実感できるということに他なりません。続いて感じられるのは、朝の目覚めの良さかもしれません。
夜の間も今までと違って新鮮な空気を吸って眠ることができるため、睡眠が深くなって熟睡を誘い、その分目覚めも良くなるのです。
目覚めた後も、空気のそのものの美味しさが改めて感じられるようになります。
喫煙中は、朝を迎えると、まず一服して肺に煙を入れないと一日がはじまる気がしなかったのが、朝の空気の美味しさを感じられるのも、健康についての大きな収獲といえます。
健康になってきたのが自覚されると、肌の調子なども良くなってきます。体の内側がきれいになると、体の外側も自然ときれいになってくるのです。

禁煙時に感じる禁断症状について

しかし、タバコを吸うのを止めてみると、最初はデメリットのほうも感じられます。喫煙していた時間をどのように埋めていいか分からずに、イライラがつのってしまうのです。ニコチンによる中毒症状の名残です。
そのため、喫煙に使っていた時間をどのように過ごせばいいのかが分かると、スムーズにタバコを止められるようになります。ただ、人によっては、禁断症状に悩まされることがあるようです。
そのピークは禁煙をはじめてから2~3日間と言われています。この期間をどう過ごすのかがタバコを本当に止められるかのカギになるのです。
今注目を集めている禁煙外来で処方される禁煙補助薬チャンピックスは、まさにこの部分を乗り越えることのできる薬なのです。
チャンピックスの禁煙成功率は約8割と言われています。無理なくタバコが止められて、この成功率というのは驚異的でもあります。
禁煙がなかなかできにくい理由として、禁煙するには成功するためのノウハウがあるのに、それが知られていないということが言われています。
しかし、病院の医師によって処方この薬を用いれば、ノウハウというものはほぼ必要ありません。
副作用の報告もごくわずかで、だれでも手軽にできる禁煙方法というわけです。

チャンピックスは禁煙外来でも処方されていて安心

処方箋を持つ医師

タバコを吸うのを止めると、自分の周辺にいる人の健康も考えてあげることができるようになります。
タバコを吸っている人が近くにいると、喫煙者の周りの人は副流煙による受動喫煙の被害が及んでしまいますが、タバコを止めると、周りの人に健康被害を与えるということがなくなります。
さらに、タバコを吸っていたときと違い、衣服のタバコ臭もなくなります。当然、部屋の中からもタバコ臭が消えていきます。
生活の場からタバコの臭いが消えていき、清潔感が漂うようになっていくのです。タバコを本気で止めるには、まず自分がどのくらいタバコに依存しているか知っておくべきです。
もし、ニコチンへの依存度が高いと、自分だけの力で禁煙を成し遂げることはほぼ無理だからです。禁煙外来の設置されている病院を訪れて、本格的に医師による治療を受けなければなりません。
禁煙外来を訪れると、まずどのくらいニコチンへの依存度があるかを診断されることが多いようです。
これにはニコチン依存度判定テストというものが用いられ、設問に対して「はい」「いいえ」で答えるという形で進められます。
設問の内容は、「タバコを止めようとして止められなかったことがあるか」、「自分はタバコに依存していると思うか」、「重い病気なのにタバコを吸ったことがあるか」といった感じのものです。
この依存度判定テストの結果、半数以上「はい」と回答すると、健康保険の適用される治療を受けることができます。
チャンピックスが処方される病院での禁煙治療も、この健康保険の適用内のものです。つまり、高額な治療費が必要というわけではなく、気軽に治療が受けられるものです。

タバコを止めるには生活パターンを変更する

タバコを止める際にポイントとなるのは、実際に禁煙を決意して、それを実行している途中でどうしてもタバコが吸いたくなったときにどのように対処していくかです。
禁煙を成し遂げるにはどうしたらよいかという質問に対して、もともとタバコを吸わない人は、タバコを手にしなければいいと簡単に答えます。
しかし、ニコチンによる中毒症状にあるような人はそれができないのです。それについて、「トイレを我慢しろと言われているようなもの」と説明します。
そのため、ニコチン依存度の高い人は、少しずつ依存度を減らしていく方法を考える必要があります。この点でも、チャンピックスでの禁煙治療は効果的です。
なにしろ、治療の最初のうちは、タバコを吸いながら治療も並行して行うというものだからです。もちろんこの間にタバコに依存する生活パターンや環境を変えていくことが必要なのは言うまでもありません。
たとえば、食事が終わって一服するのが習慣化していれば、食後はすぐに散歩に出かける習慣へと変えるのです。食後の散歩は消化を助けるものでもあり、一挙両得です。
また、喫煙の道具も減らしていくほうがいいでしょう。灰皿も換気扇の下に一個だけ置くことにし、そこ以外の場所では喫煙しないようにすれば、部屋からタバコ臭を追い出すこともできます。
それに、タバコはコンビニでの購入だけとし、自動販売機で買うのを止めるためにTASPOカードを捨てるというのも、購入機会を減らす良い方法です。
禁煙成功率を上げるには、治療を受けるだけでなく、こうして生活を見直していく方法が効果的と思われます。また、タバコを止めるには、目標を立てるのもいい方法とされています。
たとえば、チャンピックスでの禁煙治療を受けながらも、自分自身でも一日に吸う本数を減らしていくようにするのです。
まず一日に10本という目標を立て、それが達成できれば次に5本とします。最終的には1本まで減らすといった目標を掲げていくのも効果的な方法と言えます。
こうして禁煙が達成できれば、その経験はほかのことにも活かせます。目標を立てて、その達成のために自分を律していくことは、仕事の場でも歓迎されるパフォーマンスです。

チャンピックスに副作用はある?使うときの注意点とは

看護師

タバコを止めれば日常生活が大きく変わり、健康的な生活が築けるようになります。ただ、タバコを止めるには、喫煙者本人が本気にならなければなりません。
「どうせ止められそうもないから」「意志が弱いので自信がない」と、最初から諦め半分で臨んでも無理なのは言うまでもありません。
明確な目標だけは持っていなければなりません。喫煙者が減らない理由には、喫煙者本人が禁煙に対して今ひとつ本気になれずにいるといったところにもあるのです。
しかし、喫煙者を諦めさせるほどタバコを止めるという行為は難しくないと言う人もいます。事実、多くの人がきっぱりとタバコを止めて、健康的な生活をはじめているのです。
タバコを止められない人が多いのは、多かれ少なかれニコチンによる中毒症状になっているからと言えます。それでも本人は否定します。
吸わなければ手が震えるほどになっていないというのが、その言い分です。でも、タバコを止められないでいる時点で、ニコチンによる中毒症状にあるのは肯定すべきなのです。
タバコを止める方法はいろいろありますが、やはり無理なくタバコを止めるには、自分一人で頑張るよりも禁煙外来などが設けられている病院を訪れて、専門医の力を借りるほうが近道になります。
その治療法の中でも、チャンピックスなどの補助薬を用いるという方法が一番無理のないものといえます。事実、副作用に悩まされることも少なく、禁煙成功率も高いのです。
チャンピックスは、食事の際に摂取していけば自然とタバコを吸いたいという気持ちが失せていくといったものです。とくに、最初のうちはタバコを吸いながら薬も飲んでいくという方法をとるので無理がありません。
現在では、効果のある禁煙方法として多くの人から支持されています。タバコを止めるための薬は、通常二つのタイプに分けられます。一つはニコチン成分を含むもの、もう一つはニコチン成分を含まないものです。
ニコチン成分を含むものには、腕などに貼ってそこからニコチン成分を摂取するニコチンパッチや噛んでニコチンを摂取するニコチンガムがあります。
どちらも煙を出さずにニコチンが摂取できるということで、周囲の人に副流煙による受動喫煙の被害を与えることがありません。

チャンピックスはタバコを不味く感じさせる効果がある

これらに対し、チャンピックスはニコチン成分を含まない飲み薬となります。飲み続けているうちに、タバコをおいしいと思わなくなるという効果があります。
もちろん、病院内の禁煙外来に通って、医師の指導に従って服用します。吐き気やめまいなどの副作用の報告も一部あるので、それに対する薬も処方してもらうようにします。
しかし、深刻になるような副作用は報告されていないようです。最初の一週間はタバコを吸ってもよいという条件がついているので、かなり本数を吸っていた喫煙者にも無理のない服用法として歓迎されています。
服用の期間は12週間で、その間に医師の診断を受けていくといったものです。チャンピックスを用いて医師の力を借りてタバコを止める方法は、自分は意志が弱いので一人で止めるのは無理かもしれないと思っている人には、またとない方法と言えるでしょう。
タバコを止める最大のメリットは、健康を取り戻すことができるというものです。タバコを吸っていると、少しくらいの運動で疲れてしまい、長い時間体を動かしているとバテてしまい粘ることができません。
普段でも体がだるいと感じることが多くあります。それが、タバコを止めると体が軽く感じられ、体を動かすのが楽しくなってきます。運動すると疲れて辛いと感じていたのが、運動するのが楽しいと感じるようになってくるのです。
健康が増幅されるということです。食事について感じることの変化も大きいはずです。タバコを止めると太るようになると、よく言われます。
それは、タバコを止めることで食事が美味しく感じられるようになり、つい食べ過ぎてしまうためです。言い換えれば、食事で満足感が得られるようになるということです。
もちろん、食べ過ぎは健康的なこととは言えませんが、食事時間を充実させられるというのは幸福感につながるので歓迎すべきことです。