禁煙の効果はどのくらいで現れ始める?

世界的な禁煙の流れが加速している状況において、日本人の喫煙率も年々減少してきています。
平成元年の成人男性ではおよそ55%の喫煙率と、2人に1人以上の割合であったものが、現在においては成人男性でおよそ30%となっていることからも、喫煙環境の大きな変化がうかがえます。
禁煙を実行することの大きな理由の一つが健康のためという人が最も多く、実際に禁煙を成功させた人からは、その効果について多くの声が寄せられています。
体調が良い方向へと変化していくために、次第に健康になっていくという実感が得られるということに感動したという人も少なくありません。
そこで、禁煙の効果についてどのような変化が現れるのかを時系列を追って見ていきましょう。
個人差はあるものの、おおむねこれから説明するような体調の変化があらわれるものです。
禁煙した直後は、血圧の降下が止まり、平常時の血圧に回復をしてきます。
8時間後には血液中の酸素濃度が回復し、1日を経過すると心筋梗塞のリスクが低下し始めます。
2日を経過した段階では、徐々に味覚が鋭敏になってくるとともに、嗅覚も回復してきます。
一般的に大きな変化を体感でき禁煙のメリットが大きく感じられるようになるのが、この味覚と嗅覚の回復が得られる2日後というポイントとなります。
この時期は禁煙を継続するために強い意志が必要となり、乗り越えられるかどうかの最初の分岐点ともされています。
禁煙によるメリットはさらに時間が経過することによって大きくなっていきます。
3日後にはニコチンが体内から消え、呼吸が楽になってきます。
数週間後には肺の機能が回復し運動をしても息が切れにくくなります。
数ヶ月を経過すると激しい運動をしても呼吸が楽になり、禁煙後1年を経過した段階においては呼吸器系の疾患にもかかりにくくなります。
5年以上を経過すると肺がんにかかるリスクも大きく低下し10年後には喫煙厨よりもそのリスクが1割以下に下がるとされます。

禁煙をしてよかったと思ってる人の割合

メリットの大きな禁煙は、成功した人のほとんどが「禁煙をしてよかった」という感想を持っていることが各医療機関や地方自治体によるアンケート調査などで明らかとなっています。
禁煙によって味覚がもとに戻り、食べ物がより美味しく食べられるようになったという人、運動中に激しい疲労感を感じなくなってこれまで以上に楽しむことができるようになったという人など、日常生活のクォリティが上がったと感じている人がとても多く見られます。
たばこと健康に関する情報ページを提供している厚生労働省によれば、禁煙に成功した人の中で禁煙によって得られたメリットを感じていると回答した人の割合は、実に9割以上にもなっており、禁煙の素晴らしさがよく分かるデータとして知られています。
禁煙は、実行し始めた直後から体調が良い方へ変化していきます。
その効果は劇的と言ってもよいほど良好な影響を与えるものです。
もちろん、日常的に喫煙を行っていた場合には依存症の観点からも、かなり「吸いたくなる」気持ちを抑えなければ継続することが困難であるというデータもあります。
実際に禁煙を途中で断念してしまったという例も少なくありません。
禁煙をして本当によかったという人たちの経験談を見聞きして、いつかは自分も成功したいという気持ちから、何度も失敗しながらもついに成功できたという例も豊富にあります。
そのきっかけとなったのは、禁煙直後にあらわれる味覚の回復であったり運動機能の回復であったりすることもあります。
禁煙にはものすごく大きなメリットがあり、実行することによる弊害はまったくないと言っても良いでしょう。
専用の薬を使うことによって、より容易に成功につなげることも可能です。